俺達は、今、和希達のバイト先に夕飯がてら飲みに来ている。 入店して来た、俺達を見て、和希は、ちょっとビックリしてたのと、恥ずかしそうにもしてるように見えた。 生4つと後は、内田のお勧めを適当に頼んだ。 和希は、少しだけ話して、忙しいのか注文を取って席を離れて行ってしまった。 店専用だろうエプロンとバンダナをしている和希を見て、可愛いと思った、これじゃ酔っぱらいに絡まれるんじゃないかと心配になった。 和希の姿を目で追っていたら、バイト仲間なのか女店員と、笑いながら、楽しそうに仲がいい感じが分かる雰囲気で話していた。頭なんか撫でていて、それを見てムカッとした。 なんだ、あの女、馴れ馴れしく話すだけじゃなく、頭まで撫でてんじゃねぇよー。何、和希も気軽に触らせてんだよ。あームカツク。と思っていたら、他の奴等も、その光景を見ていて、勝手な事を言い出した。 「なんか、和希とあの子といい感じじゃねぇ」 「明日香ちゃんって言って、和希と同じ位に、バイト入って来たんだよ。和希は、他のバイトとも仲良くしてるけど、特に仲良いと、俺は、思ってるけどねー」 「マジ、なんか雰囲気もいいし、和希もとうとう、彼女持ちかー(笑)、内田、山瀬、先越されるかもねー(笑)」 「先は、越されたく無いけど、時間の問題かもな、そうなったら、チョー焦るー」 内田達の話しを聞いていて、益々、ムカついた。なんで、いつの間に。あー、もっと早くに店に、来れば良かった。なんで、バイトしてる事、誰か早く教えろよなー。あー、くそ、どうすっかな？まだ、付き合って無いみたいだから、何とか引き剥がすしか無いな。どうすっか良く考えないとな。 もう、話しは、他の話題になっていたが、適当に話しを合わせていたが、頭では、どう引き剥がすか計画を立てる。自分勝手な事を考えていた。