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第47話 花火大会

今までは、用があっても、大学で会った時、話せば良かったから、サークルのグループLINE以外で、個人的にLINEする事も無かったが、その日以来、俺のバイト日程、花火大会開催日*場所、サークルいつ行く?とか、個人的LINEをするようになった。 拓真は、スマホで、俺のバイト休みと花火大会開催日が合う場所を調べてくれた。 LINEで、 "なんか、拓真ばっかり調べさせて、悪い” "別に、大した事じゃないから、気にするな。 夏休みだから、結構、花火大会開催されてる” "ありがとう。いい所あった?" “和希の休みの日に、開催される花火大会も2〜3ある。あんまり、有名どころは、人が多いからヤダな。俺、決めたていい?" "俺も人が多いのは、パス。拓真、決めたていいよ" “OK、じゃあ、決めたらLINEする" “よろしく" そんな感じで、拓真が全部決めてくれた、拓真って、以外にマメなんだと拓真の新たな1面をみたと思いながら、LINEの遣り取りを見ながら、口が綻んでいた。 花火大会開催日、俺は、拓真との待ち合わせ場所に向かっていた。まだ、ちょっと早いけど、待つのも楽しみだと思って行ったら、拓真がスマホ弄りながら、待っていた。ビックリだ。 「ごめん、待った?拓真、早くない?」 「あー、待って無い。和希と待ち合わせ、心配で、迷子になってたらと思ったら、待ってた方がいいかなって(笑)」 「なんだよー。俺は、幼稚園児じゃ無いよー それに、駅降りて、直ぐの時計台の下に待ち合わせなんだから、迷子になる訳ないじゃん」 ぷくっと膨れる。 「や。和希だから、分かんねーからな(笑)」って言って、和希の頬を指で突っつく。 (拗ねて膨れた顔、可愛いー。あー、頬、指で突っついてみたかったんだよな。いつも、武史や内田がやるから、マジ、可愛いー) 「何、それー(笑)」 「や、うそ、うそ(笑)。和希と2人で遊ぶの初めてだから、嬉しくって早く来ただけ」 「俺も楽しみー」 (拓真も楽しみにしてたのか、マジ嬉しいー) 「じゃあ、花火7時からだから、まだ、5時だし、なんか軽く食べる?あっちでも、屋台出てるから、軽めにしよ」 2人で花火大会まで、軽めのご飯を食べに歩き出した。

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