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第53話 夜遊び再び(和希)

金曜の夜、武史といつもの店の中にいた。夏休み明けてから、月2〜3のペースで来ていた。 相手が見つかる日もあれば、見つからずそのまま、武史と飲みに行く時もある。 武史は、既に、声を掛けられていた。今日の相手は、可愛い系らしい。武史は、ホントもてる。 店内を見回すと、正志さんが居て、目が合ったが、挨拶程度に、手を振られた。正志さんも、すでに、今日の相手が決まったらしい。隣で腕に絡んでいた人が居た。 あれから、正志さんとは、もう一度寝た。たまたま、相手が、お互い居なかったからだ。 後、少し待って、相手見つから無かったら、今日は、武史に、かえるスタンプ押して、先、帰ろうと思いながら、 この間は、30代前半のサラリーマンだったな 軽く手を縛られ、散々じらされて、卑猥な言葉を言わせるのが好きなタイプだった。あーゆーのは、暫くパスだなぁとか、考えて居たら、近くに人が居たのに、気づか無かった。 「あれ、考え事?話掛けたら、迷惑?」 振り向いて見たら、今風の大学生だった。多分、同じか1つ位上かも知れない。見た目は、女の子にモテそうなワイルド系な感じだ。年も近いし、なんか拓真に雰囲気が似てるかも。 「考え事っていうか、今日は、話し相手、見つからないなぁと思って、帰ろうか迷ってた-」 「マジ。良かったら、俺と話しない?こんな可愛い子が相手なら、今日、来たかいがあったよー。俺、ラッキーかも」 「俺でいいの?」少しだけ話してみたいと思った。 「じゃなきゃ、声、掛け無いよ。もしかして、相手いるのか様子見てたから、マジ、ラッキーだよ。俺は、亮介。大学生 3年。」 「和希。大学生 2年」 「和希って、年上にモテそうだよな。同じ位は、ダメな人?」 「うー、どっちかというと年上から、誘われる方が多いかも。同じ位の人は、あんまり誘われ無いからなぁ、俺は、ダメじゃないけど。同じ位の人は、俺じゃ、物足りないのかも。亮介は、女の子にモテそうなのにー」 「和希は、庇護欲そそるから、年上の人には、堪んないだよね。俺もそのタイプだから、分かる。和希、見た時、可愛いーって思ったもん。 俺、女も寄って来るけど、俺は、女がダメなんだ。根っからの、ゲイだから」ハハハって、なんでも無いように、笑った顔が、拓真に似てると思った。 「亮介と少ししか話して無いけど、落ち込んでた気持ちが軽くなったー。もっと、楽しい話し無い?最近、ハマってるのとか面白い話?」 「そうだなぁ。この間、友達が彼女に振られて、ヤケになって、ナンパしたんだよー。髪がお団子にしてて、襟足が色っぽくって、スタイルも良かったから、声掛けたんだって。振り向いたら、50ぐらいのおばさんでさぁ、」くっくっくって思い出し笑いしながら、 「で、声掛けたこと無かった事にしようとして逃げようとしたら、おばさんの勢いが凄くって腕捕まれて、逃げれ無くなって、お茶して、カラオケまで行ったらしい。」ハハハ。 「マジ〜。で、どうしたの?」はははって 俺は、もう大笑いだ。 「結局、カラオケまでで、どうにか逃げたらしいが、 [貞操の危機だったー。50でお団子頭にするなぁー] って真っ青な顔で話してた-、皆んな、それ聞いて、大笑いだよ。で、そいつ暫く、おばさんキラーって呼ばれてた-」くっくっくって思い出し笑い。 「マジ、ウケるー。めっちゃ面白い友達いるねぇ。その友達に興味あるわ」ははは。 「そいつ、マジ、ボケてて、面白いんだけど………。興味は、俺に持ってねー」 「そんな面白い友達居るって事は、亮介も面白いんじゃない?友は、類を呼ぶって言うしー」 「和希……くっくっくっ、それ言うなら 類は、友を呼ぶ、だぞー。ハハハ 和希って 天然?」 「天然じゃないよー。ちょっと、いい間違えただけじゃん」恥ずかしくって、拗ねる。 「拗ねてる姿、可愛いー」 これは、口説かれるのか?揶揄われてるのか?

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