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第66話 認めた日(拓真)

また、俺は、サークルに顔を出し始めた。やっぱり、和希に会いたいからだ。 構内だと広いから、学食か同じ講義位。サークルの方が会う確率が高いし、その後もどこか行けるから。だが、和希の方が最近は、サークルに来る日が減っている。サークルの後に、仲間でご飯や飲みも、誘っても行かない時もある。 皆んなは、気づかないが、俺は、微妙に避けられていると感じているが微妙なので、そうなのか分からない。ただ、そう感じていた。 その日、サークルの後、やはり内田が「皆んなで、ファミレス行かないか?」って誘ってきた 中嶋、山瀬は、すぐに「行くー」って返事する 「なぁ、和希と武史も行くだろう。拓真も居るし、皆んな揃うの久しぶりじゃん」 「……。今日は、何も無いから、行くよー」 「和希が行くなら」 で、今、ファミレスに居る。注文した料理を食べながら。 「なんか皆んな揃うの、久しぶりだなぁ」 「拓真が来るようになったと思ったら、和希と武史が来たり来なかったりで、忙しかったのか?」 中嶋、良く聞いてくれた。俺も気になってた。 「今、オンラインゲームにハマってて、夜やってるから。眠くて。さぼって、家、帰って寝て、また、夜やって。悪循環のループ」あはははって笑って和希が言ったら、皆んながどんなゲームかとか話が盛り上がってる。 そうなのか?ゲーム?確かに、和希もゲームするだろうけど、夜通しやるタイプじゃないと思う。それに、サークルも俺とは違うから、あんまりさぼら無いし、やっぱ、避けられてんのかな?さっき、内田が、俺が来始めたらって言ってたし。微妙過ぎて、わかんねー。

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