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第82話 タイミング(和希)

2週間振りのお泊まりだ。先週は、悩み中だったから、晩飯食べて「明日、用がある」と言ってそのまま、駅で分かれて帰ったから。お泊まりしなかった。亮介の顔見たら、ちゃんと1人で考えたかったからだ。 駅で待ち合わせて、近くのスーパーに寄って、カレーとサラダの食材、うどん、飲み物を買って、今、2人でキッチンで料理中だ。 俺がカレーの野菜を切ってる横で、亮介は御飯炊き、サラダ担当。サラダって言っても、レタスちぎって、ツナとコーン乗せて終わり。 レタスちぎりながら 「和希、うどん何に使うの?」 「ん、カレー残ると思うから、明日の昼、カレーうどんしようかな?って。もし、嫌なら、焼きうどんでもいいし、亮介どっちがいい?」 「ん〜ん。迷うな。どっちも美味そう。明日の俺のお腹に聞く」 「あはは。どっちでもいいよ。カレー残ったらタッパに入れて冷凍すれば、いつでも、レンジすれば食べられるし」 「和希、家庭的だな。是非、俺の嫁になってくれ。俺は、外で働くから、家の事は、任せた」 くっくっくって笑って言うから。 「もう。働きが悪いと御飯抜きだからねー」あははは。 「分かった。昼も夜も馬車馬のように働く。因みに、夜って、あっちの方な」ニヤって意味深 「夜は、程々にして-。亮介エロ魔神様」あははは。 笑いながら、2人で料理を作った。あー、亮介のこんな所、好きだなぁと思う。やっぱ、楽しいなぁ。気持ちが軽くなる。 ピーっと御飯も炊けたので、早速、ビ-ルで乾杯して、食べた。 「和希、カレー美味い。これって市販のルーだよなぁ」 「うん。でも、水少なくして、トマト缶を入れたんだ。後、ケチャップとソースも。どう?」 「何か、コクがあるけど、サッパリしてて、マジ、美味い。やっぱ。嫁、決定な」ニッ。 「カレー位で、お嫁行くの-。俺、安上がりな男じゃん」あははは。 亮介って、ホント面白いし、楽しい。あー、いい雰囲気だから、言うの辞めようかな?あー どうしよう。今は、辞めよう。後にしよう。

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