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第86話 旅行②(和希)

ホテルの部屋は、ビジネスホテルのちょっと良い版って感じだ。ここの売りは、スパとプールだから、部屋は、普通。 部屋を見て回って窓際の方に、小さなテ-ブル、向かい合わせの椅子があった。その椅子に座って窓の外を見ると、海が見えて、爽快感がある。亮介は、部屋の温度調節とテレビ、ホテルの栞をチェックしている。 「亮介、窓から海見えるよ」俺が呼ぶと、亮介も俺の側で、窓の外を見た。 「ホントだ。近くじゃねぇけど見えるな。さっき海岸散歩した海かもな。夜は、船とか灯台が有れば、また、雰囲気でるな」 「そうだね。夜も見てみよ-と。楽しみ」ニコ 「和希、可愛い顔してる。ちょっとだけな」って言って、顎を持たれて、最初から濃厚なキスをする。「ぅふ……はぁ…」酸素が足りない。 亮介が舌を絡ませて、咥内を傍若無人に暴れ捲る。「……ん……あぁ…や」 口を離して「はぁ和希。……はぁはぁ好きだ」 息を切らして言う。 ハァハァハァ息を整える2人。 「りょ…す…け。はげしぃ……い」 先に、息が整った亮介が「悪い。朝からずっと我慢してたから。海でもヤバかったけど部屋までは、我慢したんだ」 「もう。全然、ちょっとじゃないじゃん」 「本当にちょっとのつもりだった。キスしたら、止まらなくなった。悪い。これ以上やると折角のスパ行けなくなるから、夜まで我慢する和希との旅行楽しみにしてたし」 「もう、仕方ないなぁ。じゃあ、気が変わらない内に行く?」 「和希……少しだけ待って。俺の息子が元気良すぎて、落ち着くまで」 亮介の下半身見たら、服越しでも分かる位反応してて、俺とのキスで反応してるんだと思ったら、顔が紅くなった。 俺も亮介程じよないけど密かに反応してるから。 「あー、手か口で抜く?」亮介が辛いかと思って、恥ずかしいけど、紅くなりながら言った。 「和希さぁ、煽ってんの?そんな真っ赤な顔して、そんな事言って。有難いけど。それは、夜に摂って置く。今されたら、それどころじゃ収まら無いから。スパ行かなくていいの?」 「だめ。行きたい、ごめん。亮介辛いか?と思って。落ち着くまで待ってる」 俺の耳元で「大丈夫。我慢すればする程、夜、燃えるし、和希の中に全部注ぎたいから」 耳を押さえて「亮介のエロ魔神〜」 あはははって亮介。もしかして、揶揄われた?

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