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月無夜5※
たっぷりと時間をかけて、乳首を中心に上半身を弄り続けた。
樹はまるで人形のように眠り続けているが、真っ白だった肌はほんのりと桜色に染まり、うっすらと汗をかいている。恐らく夢でも見ているのだろう。時折目蓋をぴくぴくと震わせ、熱い吐息を漏らしている。
巧はいったん彼の上から退くと、今度は下着ごとハーフパンツを脱がせた。全裸の樹の身体を満足気に眺めてから、刺激のせいで半分勃ちあがりかけた彼のペニスを、そっと握ってみる。びくんっと樹の身体が跳ねた。薬の効果は続いているが、1番敏感な場所への直接的な刺激に、無反応ではいられないのだろう。
伸び上がって樹の表情を確認してみると、安らかだった顔に変化が出ていた。眉を寄せ、唇をうっすらと開け、頬をほんのりと紅潮させている。
巧は喉を震わせて笑うと、握ったものをゆっくりと扱き始めた。樹はびくびく震えながら身を捩る。
いったん樹のものから手を離すと、もじもじし始めた樹の太腿と足首を、左右それぞれひとまとめに、用意していたバンドで固定した。
まだ幼さの抜けない無垢な樹の身体に、赤い革の拘束具をつけた途端、一気に隠微な雰囲気に変わった。
巧はほくそ笑むと、持ってきたデジカメで、樹の姿を様々な角度から撮影した。
昨夜は樹の雄の象徴を重点的に嬲ったが、いよいよこの子をオンナノコにする為の調教の開始だ。いずれ自分のものを迎え入れ、快楽を得られる身体になるよう、後ろの開発も念入りにしてやらなければ。
巧は昨夜も使った催淫剤を、今度は直接直腸から吸収させる為に、樹の脚を開かせてぐいっと持ち上げた。
真っ白で滑らかな尻の狭間に、慎ましやかに息づく小さな穴。まだ誰も受け入れたことのない、清らかな処女地だ。
カプセルタイプの細長い薬を、その小さな穴の入り口につぷっと挿し込み、そのまま慎重に奥へと押し込んでいく。
「……っん……」
樹がちょっと苦しげに呻いて、脚をばたつかせた。巧は手を止めて彼の顔を覗き見たが、樹の目はまだ閉じたままだ。
固く閉ざされた身体に不用意な傷をつけぬように、巧は右手の小指にローションを垂らしてから、挿入した薬を奥へと押し込んでいった。
「…ぁ…ぅ…っん…ん…」
小指ほどの太さの棒状のアナル用ローターで、樹の中を入念に刺激していく。バイブの強さを徐々にあげていくと、樹は身を捩り、小さく喘ぎ始めた。目の前で幼い性器が勃ちあがりふるふると揺れている。
巧は彼の表情を確かめながら、ペニスに舌を這わせた。樹はうっすらと目を開け、切なげに首を振っている。中を穿ちながら丹念に口淫を続けると、下腹をびくびくと痙攣させて、やがて呆気なく吐精した。口の中に広がる青臭いものを飲み下し、顔をあげて樹の表情を伺う。
樹は目を開けていた。伸び上がって覗き込むと、目は開いているが焦点が合っていない。快感に蕩けた目元や唇はうっとりと色っぽくて、普段の表情の乏しい樹とは、がらりと印象が変わっていた。
「樹。気分はどうだ?」
脅かさないようにそっと囁きかけると、樹はぼんやりとしたまま
「……あ……っ……つい……」
掠れた声で呟く。
「まだ熱があるんだな。もう少し眠るといい」
そう優しく話しかけて、目蓋の上に手のひらを翳してやると、樹は素直に目を閉じて、また深い眠りに堕ちていった。
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