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月無夜7※
義兄の車が行ってしまった後、樹は叔父にベッドに連れていかれた。
「樹。昨夜の続きだ」
叔父に抱きすくめられて耳の後ろで囁かれて、樹は必死に首を振った。
(……イヤだ。もうあんなこと、したくない)
「嫌じゃないよな? おまえ、好きだろ」
叔父は樹をベッドに押さえつけて、のしかかってくる。
「……っんぅ……っ」
耳の下を舐められて、樹の口から変な声が出た。
気持ち悪いのに身体が熱くなる。ぞくっぞくっと甘い痺れが沸き起こって、どんどん変になっていく。
叔父は樹の乳首を触りながら、下に手を伸ばした。
「ほら。はしたないな、おまえの身体は。さっき抜いてやったのに、もうこんなになってるぞ」
叔父の手が、樹の熱くなっているものを握った。
「あっっぅ……やぁ……」
身体が勝手にびくびく跳ねる。握られた部分から、じわっと甘いものが腰に走って、樹は思わず叔父の身体に縋りついた。
「いけない子だな、樹は。こんなやらしい身体はちゃんと躾をしないと、どんどんおかしくなってしまうぞ」
呆れたような叔父の声。
樹は恥ずかしくて、叔父の胸に顔を埋めた。叔父の手が自分のものを擦る。身体がどんどん熱くなって、気持ちよくって堪らなくなる。ダメだって思っているのに、これ以上変になりたくないのに、もっとこしこしして欲しくて、腰が勝手に動き出す。
「……ん……ん……っ……ん……」
身体の奥から熱いものが込み上げてきて、樹はぎゅっと目を瞑った。さっき窓際で叔父にしてもらった時と同じだ。
もう……出るっ。
ふいに叔父が、樹のものから手を離した。
「ダメだよ、樹。さっきイったばかりだろう。今度はもう少しお預けだ」
叔父は笑いながらそう言って、樹の手を引き剥がすと
「昨夜みたいに四つん這いになってごらん。おまえの身体のどこがおかしいのか、ちゃんと診てやらないとな」
樹はもどかしくて焦れったくて、はぁっと熱い息を漏らして身を捩った。
(……出したい。出したい)
叔父は樹の身体を引き起こすと、ベッドにうつ伏せにして
「両手ついてお尻を上にあげるんだ。イきたいんだろう? 樹。さあ、ちゃんと言うことをきいて」
樹はもじもじしながら、叔父に言われた格好をした。
こんな犬みたいなポーズ、恥ずかしくて嫌なのに、お腹の下が熱くて苦しくてどうしようもない。
「いい子だな。よし。じっとしてろよ。今、薬を入れてやるからな」
叔父は樹の恥ずかしいところを覗き込んで笑うと、お尻を掴んで穴の所を指でぐにぐにする。不意に何かがぐっと押し込まれて、樹は思わずうめき声をあげてしまった。
「……んっぁ……やっだ……っ」
昨夜もそこに何か入れられて、樹はどんどんおかしくなった。気が狂うくらい気持ち良くて、頭の中がぐちゃぐちゃになった。
(……怖い。怖いよ。また僕は変になる)
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