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第3話*

「う、…おい」 裕斗を半ば強引にベッドに座らせると優斗が手際良くズボンに手を掛ける。チャックを下ろし、まだ柔らかいそれを下着越しに軽く撫でた。その手付きが異様に慣れを感じさせる。 「…優斗、お前やった事あんの…?」 「ダチとふざけて弄った事なら」 最近の高校生はこんなに進んでいるのか、俺もまだ卒業したばかりだがいつの間にこんな事に…。 「そこでぼーっとしてねえで悠斗も早く」 まさか弟にこんな事をされるなど想像していなかっただろう、裕斗が死にたい…と項垂れた。促されるまま仕方無くベッドに腰掛ける。すると優斗に手を掴まれ、先程まで優斗が撫でていたそこへと誘導された。 「…っ」 「自分に付いてんのと同じだろ。適当にやってりゃそのうち悦くなる」 「もういいから黙ってやってくれる…」 淡々と告げる優斗とは裏腹に、屈辱と羞恥が入り混じったような複雑な表情で裕斗が声を上げた。 「悪りぃ悪りぃ」 優斗は俺が戸惑っているのを他所に裕斗の服を捲り上げる。…服を捲り上げ…? 「お、おいおいおい、お前正気…」 「どんな手使ってもいいってルールだろ。負けてらんねえんだから。それより悠斗はちゃんと手動かせよ」 裕斗はもはや顔を背けて何も言わない。…抵抗しても無駄か。俺は意を決して触れていただけだったそこを撫でてみた。

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