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第10話
俺は瑞季を組み敷いて、小さな胸の粒を弄りながら腰を打ち付けていた。
あんっ、あっ…あっ、ひなたっ…いやっ
全身がほんのり赤く染まり、目からは一筋涙が流れている。
喘ぐ瑞季の色っぽさに俺の欲望は増すばかりで…
うっ…
土曜の朝早くから、俺は洗面所でこっそりと自分のパンツを洗っていた。
なんとも情けないことに、夢で瑞季を抱いた挙句、夢精していたのだ。
瑞季への想いは募るばかりで、夢とはいえ、性的な対象として瑞季を抱いてしまったことに多少の罪悪感を感じていた。
誰にも見つかりませんように…
とそこへ…
「日向っ、おっはよー!ん?どーした?
あはっ、なんだよ、お前、元気な青少年じゃん!」
バシッと背中を叩いてきたのは…朝陽…
「うっせーな。あっち行ってろ!」
「怒んなよー。正常な男子の証拠じゃん!
で、どんなエロい夢みたのかなー?」
「しつけーな。うっせー。黙れ。」
朝陽は、あははっ と笑いながら行ってしまった。
くそー、タチの悪い奴に見つかってしまった…
お前だって、やったことあるだろう!
微妙に独特の漂白剤のような臭いが残るものの、一応キレイになったそれを洗濯機に突っ込んだ。
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