「瑞季、今度は俺のシテ？」 目の前の、絶大なオーラで君臨する この男には逆らえない。 何かの術にかかったように僕はのろのろと起き上がると、ベッドサイドに腰掛けた日向の脚の間に顔を埋める。 何度も何度も、数え切れないくらい愛した男のモノは、大きく勃ち上がりふるふると震え、その先からは透明な液が垂れ、雄の匂いを放っていた。 その匂いにクラクラしながら、そっと両手で包み込み、その先にペロリと舌を這わせる。 美味しいものではないけれど、僕を狂わせる楔から出るものが愛おしい。 日向の好きな、抉れた部分にぐりぐりと舌先を回すように擦り付けると 「ん…瑞季、気持ちいい…」 と頭を撫でてくれる。 それがうれしくて、拙い動きで必死で口と舌を動かしていく。 もっと、もっと僕で気持ちよくなって… 他の誰にも触らせないで… 僕だけで… 祈りを込めるように咥え込み、スライドしながら最近覚えた喉奥で締めるやり方で一生懸命に愛撫する。 そして 無意識に自分で後孔を探り、指を出し入れしていた。 「おい、瑞季、どこでそんなの覚えたの？ いけない子だね。お仕置きしなくっちゃ。」 えっ？ダメだった？気持ちよくなかったの？ ちゅぱっ と音を立てて、口から僕の大事なものが外された。