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第87話
片足を曲げられ露わになった蕾は、柔らかく解れ、難なく日向の指を吸い込んでいく。
昨夜も愛されたその入口は、赤く腫れ少し熱を持っていた。
んっ、んふっ、んんっ
「瑞季…お前の中、指に吸い付いて離れないよ…締め付けてくる…そんなに俺のことほしい?」
ぐり っと指を回され、ある部分に当たった時…
「いやぁっっ!」
全身に電流が流れたように背中が仰け反った。
射精感とは別の、ダイレクトな快感に支配される。
僕の身体を知り尽くした日向は、ソコを探し当てることは簡単で、擦ったり引っ掻いたり押し付けたりと、僕の反応を楽しむように愛撫を続ける。
その度にヒクつく身体を抑えることができずに、甘い声をあげ、髪を振り乱し酔いしれる僕。
屹立した僕自身は、先端からたらりと流れる愛液に ぬめぬめと光り、一度欲を吐いたにもかかわらず、腹につきそうなくらいに勃っていた。
急に日向が指を抜いた。
…えっ?
快楽に酔い、潤んだ目で日向を見る。
日向?
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