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第151話

すっかり泣き虫になった日向と食卓を囲み、二人とも何だか胸が一杯になったまま食事を済ませた。 片付けをしながら考える。 日向はまだ怯えている。僕の心が離れていくんじゃないかと。 どんなに言葉で伝えても、上っ面だけの慰めにしかならないようだった。 どうしたらわかってもらえるんだろう。 そうだ… まだ少し軋む身体をゆっくりとお風呂でマッサージして、日向に愛してもらうトコロを自分で解した。 連日の愛撫ですっかり蕩けている蕾は、くぷくぷと指を飲み込んでいく。 恥ずかしいなんて言ってられない。 ある決心をしてバスローブを羽織ると僕は日向の元へ向かった。 ぼんやりとソファーに座っていた日向の腕を掴むと、無言で寝室へと連れて行く。 「瑞季?」 引きずり倒すように日向をベッドに押し倒すと、上に跨った。 「おい、瑞季?」 無視して日向のバスローブの紐を外し、自分の目元にぐるぐると巻きつけ軽く縛った。 日向の戸惑うような気配だけが感じられる。 そして、自分の腰紐を抜き取ると、片側を口に咥え、両手首に何度も巻きつけた。 はだけた僕のバスローブからは、あの、白いレースの下着が見えているはずだ。 ごくんと喉を鳴らす音が聞こえた。

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