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第152話
自由にならない手で日向の下着をずらすと、手に当たったそれは、もう既にはち切れんばかりで、硬くなっていた。
僕はそれに両手を添えしゃぶりつくと、日向を踏まないように体勢を変え、彼の顔を跨ぐようにした。
普段の僕なら、どんなに日向にお願いされても絶対にイエスと言わない体位。
口の中のそれが一瞬跳ねてまた大きくなった。
下着にかかる吐息が熱い。
唇に触れるか触れないかの、微妙な角度で腰を振り、日向を誘う。
自分のしていることに、羞恥のあまりに全身が火照り真っ赤になっているはず。
見えない分、感度が数倍にも上がり、衣擦れの音や吐息一つに身体が震え出す。
「瑞季…」
名前しか呼ばれないのにそれだけでもう達しそうになっていた。
僕はただ、口に含んだ愛おしい男の分身をひたすら舌で唇で、舐めまくり、扱き、自分の唾液でぐちゃぐちゃになりながらも愛し続けた。
すぐにその楔は口の中でぶわっと膨らんだかと思うと…一気に爆ぜた。
飲みきれなくて溢れたものが口の端から伝い落ちる。
手の甲で口元を拭うと、まだヒクつくそれにしゃぶりついた。
「んふっ??」
ちゅぽんと音を立て口から楔が外れたとみる間に、それまで手を出してこなかった日向が、反転して突然僕を組み敷いてベッドに縫い止めた。
目隠しで視界が遮られ何をされるのかわからない状態で、期待と不安が渦巻いていた。
そっと下着を脱がされる気配がして、ぱちんという音がした。
あぁ、ローションの蓋?
僕自身を擦られ、ぬちゅぬちゅという音が聞こえ始めた。
電気ショックを受けたようにぴくぴく身体が小刻みに跳ねる。
裏筋から亀頭にかけてゆっくりと撫で上げては切っ先の穴を抉られ、快感が緩やかに上昇していく。
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