きゃーーっ！！やったぁーーー！！ まーちゃーん！サイコー！！ 割れんばかりの拍手と歓声が僕を包み込んだ。 皆んなに抱きつかれて、頭を撫でられ肩を叩かれ揉みくちゃになって… 茫然としている僕に、まーちゃん課長は輪の外から満足そうに笑いながら 「ねー？ウチの子達、サイコーでしょっ？」 僕はせっかく治まっていた涙がまた溢れてきて、ポロポロ泣きながら、こくこくと頷いていた。 こんな取るに足らない僕一人のために… 自分達の負担が増えることも厭わずに、どうしたら僕が在宅での仕事をこなしていけるか皆んなで考えてくれて… 仕事も介護も…どちらも取りたい僕はわがままなんだろうか？ まーちゃん課長にも片岡課長にも、課の皆んなにも、高木部長にも、社長にも… こんな自分勝手なわがままを飲んでくれた人達へ本当に、もう、感謝しかない。 できるだけ仕事の差し障りがないように、自分ができることを精一杯させてもらおう。 これで心置きなく涼香ママと一緒にいられる。 日向達には、自分の想いを打つけてわかってもらうしかない。