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第187話
僕の中の日向はますます暴れ狂い、それに煽られた僕の身体に火をつけていった。
吐き出しても治らぬ欲望は身体中を巡り、また先端へと集まっていた。
恥じらいも慎ましさもどこかへ消え去り、ひたすら腰を揺らし足を絡め、甘い啼き声で日向を誘い、乱れに乱れて狂い咲く。
繋がる部分から、ぐちゅぐちゅという水音が絶え間なく聞こえ、いつもなら恥ずかしくて聞きたくないその音も、今夜は愛おしくて『もっともっと』と強請る浅ましい僕がいた。
「瑞季…綺麗だよ…俺のために、もっと乱れて啼き狂え…」
「…はあっ、ああんっ…日向ぁ…あああっ」
もう何度イったのかもわからない。
ただ快楽に身を任せ、欲しがり、狂ったように啼き続ける。
声は掠れ喉は痛み、それでもなお日向を求め続けた。
普段とは違う僕の様子に日向は呆れていないだろうか。
そんな僕の危惧も日向は全く気に留めず、言葉で、身体で、責め立ててくる。
その責めさえも蜂蜜のように甘くそして激しくて、快楽が階段を駆け上がるように、身体の奥から湧いてきて麻痺していく。
僕の先端からはもう何も出てこないが一向に萎える気配がなく、びくびくと脈打ち射精感が持続してヤバい。
日向のものも同じだ。
いや、僕以上に興奮している日向は僕の足を持ち上げると、真上から怒張した楔を捻じ込み突き刺し、息も絶え絶えの僕は限界にきていた。
「…日向…もう、ダメ…助けてぇ…ああっ」
身体の奥深くに刺さった瞬間、熱い大量の液が放たれるのを感じながら、真っ白になった頭はフェイドアウトしていった。
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