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第213話
「………うん、わかったよ。ホントに何もすることないんだね?
え?…うん……うん。朝陽に言えばいい?
そうか……うん、わかった。
じゃあ、近いうちに瑞季と顔出すよ。
じゃあな、親父。」
電話…お義父さんと?何かあった?
「あ、ごめん。起こしたか?親父に電話してたんだよ。
とりあえず全部やること終わったから、自分のこと心配するなって。
俺達が言いたいことわかってたよ。
ちょっと待って。朝陽に電話しとくから。」
日向は僕のおでこにキスをすると、朝陽君に電話をかけ始めた。
僕は裸のままで、それでも身体もシーツもキレイになっていて…昨夜の乱れっぷりを思い出して一人赤面していた。
電話をかけ終えた日向が布団に潜り込んできて、僕を抱きしめた。
「ん…瑞季…」
ちゅっちゅっ
「…日向…しつこい…」
「いいじゃん。…瑞季、好きだ…愛してる…」
布団に潜り込むと同時に自分の服を脱ぎ捨てた日向の肌が熱い。
「んっ…日向ぁ…くぅっ…くぅん」
昨夜とろとろに蕩かされた身体は少しの刺激で簡単に綻んでくる。
胸の粒を引っ張られ手の平で転がされ、鎖骨に吸い付かれて赤い鬱血痕が散らばっていく。
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