212 / 229

第213話

「………うん、わかったよ。ホントに何もすることないんだね? え?…うん……うん。朝陽に言えばいい? そうか……うん、わかった。 じゃあ、近いうちに瑞季と顔出すよ。 じゃあな、親父。」 電話…お義父さんと?何かあった? 「あ、ごめん。起こしたか?親父に電話してたんだよ。 とりあえず全部やること終わったから、自分のこと心配するなって。 俺達が言いたいことわかってたよ。 ちょっと待って。朝陽に電話しとくから。」 日向は僕のおでこにキスをすると、朝陽君に電話をかけ始めた。 僕は裸のままで、それでも身体もシーツもキレイになっていて…昨夜の乱れっぷりを思い出して一人赤面していた。 電話をかけ終えた日向が布団に潜り込んできて、僕を抱きしめた。 「ん…瑞季…」 ちゅっちゅっ 「…日向…しつこい…」 「いいじゃん。…瑞季、好きだ…愛してる…」 布団に潜り込むと同時に自分の服を脱ぎ捨てた日向の肌が熱い。 「んっ…日向ぁ…くぅっ…くぅん」 昨夜とろとろに蕩かされた身体は少しの刺激で簡単に綻んでくる。 胸の粒を引っ張られ手の平で転がされ、鎖骨に吸い付かれて赤い鬱血痕が散らばっていく。

ともだちにシェアしよう!