215 / 229

第216話

快楽に堕ち切った頭も身体も、もう理性が効かない。普段の僕からは想像もできないおねだりが続く。 それに気付いた日向が言葉でも責め立てる。 「瑞季…どうしてほしいの?ちゃんと言葉で言ってごらん?」 「あっ…それで…日向の大きいのでいっぱい突いてっ! あっ、ああっ…そこっ!そこもっとぐちゅぐちゅってしてぇ…」 「はっ、瑞季…エロい顔しちゃって…お前、めっちゃかわいいよ。 どうしたの?こんなに素直になっちゃって… 顔も身体もとろっとろになっちゃったね… …お前ん中にたっぷり出してやるから…」 日向がその動きに拍車をかけて、僕を追い込んでいく。 「あん、ああっ、やんっ、日向っ、やぁっ」 「やじゃないだろ?『もっと』って言わないともうしてあげないよ。」 「…ああっ……もっと…もっとちょうだいっ! これでいい?…日向ぁ…お願い…」 目に涙を一杯溜めて、甘ったるい声をあげながら足を日向の腰に絡めて自らも動く。 「くっ…瑞季…今日のお前…半端なくすげぇ… イヤらしくってキュートで…たまんねぇよ。 …すぐに…もっと気持ち良くしてやるからな…」 日向は僕の両膝を折り曲げ、軽く体重をかけると、一層深く突き刺してきた。

ともだちにシェアしよう!