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第216話
快楽に堕ち切った頭も身体も、もう理性が効かない。普段の僕からは想像もできないおねだりが続く。
それに気付いた日向が言葉でも責め立てる。
「瑞季…どうしてほしいの?ちゃんと言葉で言ってごらん?」
「あっ…それで…日向の大きいのでいっぱい突いてっ!
あっ、ああっ…そこっ!そこもっとぐちゅぐちゅってしてぇ…」
「はっ、瑞季…エロい顔しちゃって…お前、めっちゃかわいいよ。
どうしたの?こんなに素直になっちゃって…
顔も身体もとろっとろになっちゃったね…
…お前ん中にたっぷり出してやるから…」
日向がその動きに拍車をかけて、僕を追い込んでいく。
「あん、ああっ、やんっ、日向っ、やぁっ」
「やじゃないだろ?『もっと』って言わないともうしてあげないよ。」
「…ああっ……もっと…もっとちょうだいっ!
これでいい?…日向ぁ…お願い…」
目に涙を一杯溜めて、甘ったるい声をあげながら足を日向の腰に絡めて自らも動く。
「くっ…瑞季…今日のお前…半端なくすげぇ…
イヤらしくってキュートで…たまんねぇよ。
…すぐに…もっと気持ち良くしてやるからな…」
日向は僕の両膝を折り曲げ、軽く体重をかけると、一層深く突き刺してきた。
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