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続×続**不釣り合い~君想う**(3)

「双羽さん、好きです」 「わたし、も……」  消え入りそうな声になったのは、男の色香を含んだ掠れた声を聞いたのと、私の吐精した精液をまとった指が、一本、双丘の間をくぐり抜け、密口に侵入してきたからだ。  そこは本来排泄する場所で、けっして受け入れるところではない。指を()れられ、引き裂かれそうな痛みはあるものの、それでも愛おしいと思う気持ちは消えない。  悲鳴を上げそうになる自分をなんとか抑え、唇を噛みしめる。 「ここ、かな?」  いくらか激痛を我慢していると、天伍くんの声が聞こえた。  私の中にある一点を、骨張った指が擦り上げた。 「っひ、あああああっ!」  痛みが消え、言いようのない衝撃が私の全身をかけめぐる。  椅子からベッドへと姿を変え、そこに寝そべっている私の身体が大きく跳ねた。 「ここだ」  満足げに頷いた天伍くんは微笑むと、指を二本に増やし、執拗にそこばかりを擦る。 「っひ、あっ、あうううっ、あああんっ!!」  もうどうにもできない強烈な快楽。  おかげで腰は浮き沈みを繰り返し、雄からは先走りが幾度となく勢いよく噴射する。  だけど足りない。  もっと太いもので擦ってほしい。 「天伍くっ! もう欲しい!!」  襲い来る強烈な快楽の中、天伍くんが欲しいと強請る。  すると指が消え、代わりに熱をもった熱い楔が密口に当てられた。  私は彼に抱かれる。  私がいっそう大きく開脚すると、彼のたくましい腰に巻き付ける。

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