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**お馬鹿ほど可愛い**(5)
いったいどう説明すれば直は俺の気持ちを判ってくれるだろうか。
俺は直の背中を撫でた。それが悪かったのだと気がついたのはそのすぐ後のこと。
「ながしぃいいいっ」
直は俺に縋りつき、やっぱり泣きじゃくる。こうして直の親父さんとお袋さんを起こしてしまったのは言うまでもない。
そして、俺は直のご両親に迷惑をかけてすまないと謝られてしまうのだ。
「ながしいいいぃいい!!」
「はいはい」
俺の気持ち、本当に直に通じたのか?
この恋、まだまだ前途多難なのかもしれない。
**END**
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