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**YU-U-WA-KU**(8)
「嬉しい!」
こんなの夢みたいだ!
嬉しさのあまり、俺は伸司さんに抱きついた。
んだけど――。
そうしたら……。
「だから、もっと君を抱きたい」
「えっ?」
伸司さんは俺の太腿に手をやって、また足を広げるよう促した。
見下ろせば、さっき吐精したばかりの伸司さんの一物が、また固くなって赤黒く勃起していた。
えっ? うそっ!
だってさっきヤったばっかりなのにっ!?
目を疑う俺に、伸司さんはうつ伏せにさせるとそのまま挿入してきた。
「やっ、ああああんっ!」
激しく何度も貫かれて、その度についさっき俺の中に注がれた伸司さんの白濁がグチュグチュと音を立てる。
対する俺は、1回イってる分、敏感になっている。
おかげですぐ限界を迎えるわけで……。
「もっ、らめぇえええっ!」
案の定、深い抽挿ですぐにイった。
だけど伸司さんはものすごくタフで、俺はその日、初めてのアナルセックスにもかかわらず、4回もイかされた。
その日から、俺は友達を盾にして通わなくてもよくなった。
伸司さんは恐ろしく性欲が強い人で、会うたびに何度もセックスを求めてくる。
だけどそれは俺を見ると止められないらしく、それくらい俺に夢中なんだって。
だったら俺はもっと乱れて、伸司さんを誘惑しまくってやるんだ。
宏一は俺と伸司さんが両想いなのを知って、わざと2人きりにしたらしかった。
バレバレなんだってね。
**END**
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