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腿を擦り、膝裏を掴みながら足を開かせ、押し当てていた猛りを含ませる。 ずぶずぶと呑み込み、狂おしい程の熱に迎えられ、拒んでいるとは思えない食らい付きようである。 忙しなく収縮し、味わうかのように内側はうねり、蕩けて情欲の炎が栄え、ぷちゅとすぼまりからは艶かしく白濁が零れている。 深度を増せば、目前からは上擦った声が溢れ、堪え忍ぼうという涙ぐましい努力が窺えるも無意味であり、為す術もなく劣情により支配されていく。 衣服は乱れ、先程散らした欲深な証が胸元までもを彩っており、ぬらぬらといやらしい艶を帯びる。 両の尖りは熟れ、ぷくりと起立して更なる快楽を欲し、誰も知らないであろう姿を惜しげもなく晒している。 「ん、くっ……、あ、あぁっ……」 「やらしい顔。そんなに待ちきれなかった……? もっと声出せよ。奥まで突いてっておねだりしてみて」 「はぁっ、だれが、てめえなん、か、はぁ、んっ……や、めっ……うごく、なっ、あ、ぅっ」 「どうして動いちゃダメなの? じっとしてたら気持ち良くなれないよ? 激しくされるほうが好きじゃん、お前。どうせ今に物足りなくなるんだろ……? 知ってるよ」 「ん、なこと、だれがっ 、はぁ、はっ……あっ、あぁ、く、そっ……、ん」 「それともそんなにいつまでも咥えてたいの……? すぐに終わっちゃうのはイヤ? 真宮ちゃんてば好きでたまらないんだ」 「はぁ、あっ、ぅ……、ちが、そんな、わ、け……、あぁっ、や、め……だめだ、あっ」 一時は殴り掛かろうとするも、掌で受け止めてからやんわりと拳を包み、徐々に手を開かせて指を絡め、そのまま床へ押し戻せば自然と互いの距離が狭まる。 襞を押し分け、更なる奥へと熱量を穿てば、文句を言いながらも隠しきれない嬌声が上がり、防ごうと口元へ手を添えるも快感には抗えない。 悪態をつくも悦楽に流され、甘ったるい声が零れて腰を揺らめかせ、一度は欲を散らした自身がいつの間にか情欲を孕んでいる。 触れれば一層ふしだらな吐息が溢れ、ぐじゅぐじゅと手を上下させながら攻め立てると、蕩けた顔でだらしなく口を開く。 強がろうとするも簡単に押し負け、鍛え上げられた肢体を晒しながらいやらしく乱れ、頬を上気させて目には涙を溜めている。 「そういえばさァ、何にも覚えてねえの? お前気絶してたよ、よだれ垂らして」 「はぁ、んっ……、かってなこと、い、うな……はぁ、あっ……どうせ……おまえがっ、あ」 「俺が裏で糸引いてるとでも言いてえの? 信用ないなァ。まあ……、別にどっちでもいいけど。そのほうが嬉しいんならいいよ、それで」 「あ、ぅ……ん、おまえ、なん、か……あ、はぁっ、あっ、やめ、そ、こっ……や、あぁ」 「なんで……? ここ擦られる方が好きなくせに。せっかくお前を思っていいところ触ってあげてんのに、やなの? やなわけねえよなァ」 「あ、ん、うぅっ……、や、め……あ、あぁっ、ぜん、ぜっ」 「そんな可愛い声でねだってもダメ。素直になれよ、気持ちいいんだろ……? 腰揺れてる」 ずる、と引き抜いてから奥まで貫けば、すでに熱情を帯びていた自身からどっと白濁が噴出し、彼といえば何にも言えずに打ち震えている。 最早言葉にならず、いやいやと頭を振りながら拒む素振りを見せるも、後孔は貪欲に食らい付いて離れず締め付けてくる。 彼を見下ろし、唇を舐め上げてから満足そうに笑み、己もまたふしだらな戯れへと溺れ、内部を擦りながらわざとらしく音を立てて律動し、熱を行き来させる。 いつしか声を嗄らし、涙を浮かべながら縋り付き、普段こそテメエだのお前だのと呼んでばかりいる唇からは容易く名前が零れ、触れ合う手を心細そうに撫でてくる。 「お、まえ……ただじゃ、おかね、んっ、あ、あぁっ」 「まだそんなこと言えるんだ。何してくれんの? やらしいことがいいなあ。それで凄んでるつもり……? お前さァ、ほんと……煽んの上手」 「あ、ぅ、んんっ、や、めっ……もう、さわ、なっ……」 「じゃあ自分で触る? 俺の前でぐちゅぐちゅ擦りながらいってみせてよ」 「はぁ、ぅ、いや、だ、あ、あぁっ」 「わがまま。あ、惜しい。もう少しで当たったかも。つっても、今のお前に殴られたところで痛くも痒くもねえけど」 手を出されるも簡単に封じ込め、間近に迫れば繋がりが深まって声が上擦り、唇を重ねても何にも出来ずに唾液を絡め合う。 「こんなところ怪我すんのやめてくれる?」 「はぁ、んっ、ん……」 「痛い……?」 「ん、ぅ……、はぁ、いたく、なん、かっ……」 「ほんと……?」 「あ、いてっ、ばか、ぁっ……なめるの、や、め……」 「なんだやっぱイテェんじゃん。やせ我慢するから」 「はぁ、う、るせ……おまえが、よけいなこと、す、からっ、あっ、はぁ、は……」 「舐めときゃ治るって言うじゃん」 「おまえじゃ、はぁ、あっ、ぎゃくこうかっ……んんっ」 「そうかな。治ってるかもしんねえよ?」 傷を舐めれば痛かったようであり、顔を背けながら切れ切れに憎まれ口を叩かれるも、微笑んで次第に下腹部へと集中する。 穿つ度に絡み付くような淫らな音が零れ、熱情を孕んだ自身は欲深なものを散らしながら揺らめいており、悠長に話す余裕が真宮から失われていく。 いつしか腕を掴まれ、視線は逸らされるも時おり目蓋を下ろし、ハァと荒く吐息を漏らす。 口付けをしても拒まず、切ない喘ぎを聞かせて玉のような汗をかき、感じ入る様子が窺える。 「真宮」 「はぁ、あ、ぅ」 「真宮……」 「あっ、はぁ、う、よ、ぶなっ……ん」 瞳を潤ませ、それでいて頬を情欲で染めながら視線を注ぎ、喘ぎつつも懸命に口答えしようとする。 いい加減もうおちとけよ、とは思うも笑いが込み上げ、なに笑ってんだと言いたげに小突かれる。 「はぁ、は、ん、んぅっ……あっ、や、もう」 「気持ちいいの……?」 「んっ、はぁ、あ……」 「真宮……」 「あっ、はぁ、う、るせえ、ん、んぅっ、あ、はぁ、あっ……ぜ、んっ」 弱々しく掴む手が離れ、そうしてまた縋り付き、何度目かの名を紡がれる。 唇を重ねれば素直に応じ、舌を絡ませて熱情に蕩けていき、唾液が顎を伝っても構わずに息を荒くする。 さ迷う手に頬を撫でられ、真っ直ぐに見つめれば視線が交わり、すぐにも逸らされてぐっと腕を掴んでくる。 「はぁ、は……、ん、うっ、はぁ、あっ、あ、も……い、く……やめ、あ、ぜんっ」 「は……、いいよ。見ててやるから」 「あ、はぁ、あっ……ん、んんっ……!」 目に涙を浮かべ、どうしようもなく感じて無防備な姿を晒し、程無くして溜めに溜め込んだものが淫らに決壊する。 色艶を孕んだ声と共に欲望が噴出し、ぐったりしながら目蓋を下ろして髪を乱れさせ、それでも甘やかな余韻を湛える。 ずる、と袖から手が離れ、床に落ちるも構わずに遠くを見つめており、欲を散らしながらぼんやりと思考を追いやっている。 遅れて精を解き放てば、息を漏らしてから恐らく睨み付け、何事か言いたそうにしているも迫力は半減どころか可愛いものである。 「あ。つい中に出しちゃった」 「んっ……つい、じゃねえ……、この野郎どうしてくれんだ」 「え~、でも中出しされるほうが好きでしょ? すごいとろっとろな顔してるし」 「ぶん殴るぞテメエっ……。いや殴らせろ……、今日という今日はっ……」 「分かった分かった。ちゃんと最後まで付き合ってやるから」 「うるせえとっとと離れ、ん、あ、ちょ、てめっ……」 我に返って早速悪態をつかれるも、未だ熱を咥え込ませながら自身を握れば大人しくなり、もう暫くは遊べそうだと笑みを湛える。 落ち着いたらまた仕返しを企てられそうだけれど、それこそ思う壺であるとは考えないらしい。 「とりあえずは、お礼言うのが先じゃない? 助けてくれてありがとうって」 「テメエが謝るのが先だろ!」 「え?」 「えじゃねえよ腹立つな!!」 【END】

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