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第17章の33(←予言:麻也王子と諒は絶対別れない)
もう気の毒なほど、直人を連続して驚かせているのはわかるのだが、
諒は言ってしまって少し肩の荷が下りたような…でも、
「はあ?…」
さすがの直人も目を白黒させ、諒の次の言葉を待つばかり…
だったがどうにか、
「どういうこと? 何で?…」
「わかんないけど、あの、年末の焼肉の後…」
あの時の麻也の言葉は、さすがにそのまま口にできない…
すると、また、気持ちを落ち着かせるようにグラスに口をつけた直人は、
意外なことを言ってきた。
「…そっか…それは大事なことだから、
<このせいでバンドが壊れたら>なんて余計なことは考えないで、
ケンカになってもきっちり話し合いなよ。」
「えっ…? 」
「真樹もそうみたいだけど、俺も、
麻也さんとお前が別れる気がしないんだよ。
俺らバンドの4人もそうだけど。
万が一、離れることがあったとしても、
またくっついて、今度は死ぬまで…とか思うね。」
「…」
諒が嬉しくも複雑な気持ちでいると、直人は腕組みをして、
「しっかし、麻也さんが何でそんなこと言い出すかなあ…」
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