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第2章の15
「遊び相手のリストに私も入れて。私もたまには若くてきれいな人がいいわ。」
と、電話番号を書いた紙を押し付けてきた。
言葉の意味がわからず、MA-YAがきょとんとしていると、
「男の人はいいわよね。いやらしい目で追われないし、嫌な思いもしなくていいし…」
「いや、それがそうでもなくて…」
悲しくなったMA-YAが冗談めかして言うと、
「そうなの? あ、そっか、あなたたち両刀だもんね。」
「キャラなんですけどね。」
「ああ、やっぱり。」
2人で楽しく笑っていると、それを誰かにのぞかれた。
すると、すう、っと30代くらいのニューミュージック系の有名女性ボーカリストが入ってきて…
その後についてきた、マネージャーが、MA-YAにすう、っとマネージャーの名刺を渡し、去って行った。
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