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第2章の29
「やっぱり、こうでもしないとわかってもらえないよね…」
腕がわずかに、動き始めた…? でも、さらに指が侵入してくるのが避けられない…
「女の子とはちょっとくらい遊んでもいい。でも必ず俺のマンションに帰ってきなさい。男は俺だけにしてくれ。」
「や、やだ! やめろ! うっ…あ…ああっ…」
指とローションのせいで、今まで知らなかった感覚にさらわれそうになるのを 必死でこらえる。
「遠慮しないで…何度でも…いいよ…」
「誰が、そんなこと…ああっ…く…う…」
指が抜かれるのがわかると、あっという間に違うものに侵入される…MA-YAを抱いて進められるのは…
その気持ち悪さに、目をつぶるのがやっとだった。それなのに…
「…あ…ああ…ん…ん…」
声が、殺せない…
心ならずもMA-YAはのぼりつめたような状態になってしまい、気がつけばほとばしりさえ放ってしまっていた。
「いやだ! いやだ! 」
「ごめん…俺はまだ欲しいよ…MA-YA、愛してる…」
…知らない生き物が、自分の奥で精を勝手に放ち、びくんびくんと息づくおぞましさに、MA-YAは気を失った…
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