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第5章の21
そして麻也のネイビーブルーのシャツの前を完全にはだけてしまうと、
諒はうっとりとつぶやいた。
「麻也さん、綺麗…」
「…いつも楽屋で…見てたじゃん…」
「いや…今日は触れると思うと…うっとり…」
と、麻也の白く薄い胸にダイブしてきて、頬ずりし、撫でまわし、舌を這わせ、小さな突起にしゃぶりつく。
あまりの気持ちよさに麻也は諒の首にしがみついてしまった。
「…あ…」
…声が…殺せない…
「…麻也さんが、こんなに許してくれて嬉しい…」
麻也の肌が悲しいくらい諒の舌に応え続け、感じ続けていたから…
「…ホントに、3年も…誰にも…なんだね…すごい嬉しい…
もう、この先も誰にも触らせない…女にも…」
肌を求め続ける諒に抱き締められ、背中も責められ、喘ぐように囁かれると、
思わず心のよろいを脱ぎ捨てたように、麻也は口走っていた…
「…3年、じゃないような気がする…」
「…じゃあ、4年くらい…? 」
「…ううん…24年間…」
「…はあ? だって麻也さん…言いたかないけど…オンナ…」
「…そんなの…意味なかったってこと…俺…こんなに…って…」
「…そんなに、気持ちいいの? 」
「…認めたくないけど…そうみたい…」
「…認めたくなかったら…認めさせてやるよ…」
諒の言葉に、ゾクッときた次には…
「あ…諒…そこはっ…」
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