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第5章の24
「じゃあ、今度は俺が諒のを…? 」
と、麻也が言いかけると、諒の横顔がこわばった。
喜んでくれそうなものなのに…と麻也が不信がると、
諒は麻也と横になり、体を合わせる…
またいきりたってきている二人のものが触れ合って…初めての感覚に、麻也はのけぞって…
こののどが可愛いよ…と、諒に吸いつかれる…
そして、
「麻也さん、俺のも触って。麻也さんのこと思っただけで、
俺、こんなになっちゃうんだ…」
と、手を取られ、触れさせられると、諒もあえかな声をあげ、身もだえする。
麻也も愛おしくなって何度も優しく触れてやる。
でも、この先は…?
しかしそこでまた抱き寄せられると、耳元で囁かれた。
「麻也さん…ひとつになりたいんだけど…」
やっぱり、こんな時が…でも、何と答えたものか…
でも、麻也にはチャンスだという気持ちの方が強かった。
諒とひとつになれる喜びよりも、諒に穢れを完全に拭い去ってもらえる喜びの方が勝っているなんて…
でも、もう、絶対そうしてもらおう…だからわざと言ってみた。
「…諒、俺はどうすればいいの…? 」
「え? 麻也さん、ホントにいいの? じゃあ…」
と、諒はベッドの脇のカラーボックスに手を伸ばし、プラスティックの小さめのびんを取り出した。
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