176 / 1053

第5章の63

「諒、首にキスマークは…」 「わかった。じゃあ目立たないとこにする…」 「明日は衣装チェンジあるじゃん…」 といいつつも、本当は強い跡を残してほしい… それが伝わったのか、諒は、麻也のシャツのボタンを外すと、胸のあたりを強く吸ってくれた… 「諒、嬉しい…」 「よかった…そう言ってくれると…でもさ、もう、『諒さま命』とかってタトゥー入れてよ…」 「うん。タトゥーシールいっぱい発注するね…」 「…俺、泣いてもいいですか…? 」 「あはは…」 「んもー! そういう子はこうしちゃうぞ~!! 」 と、いきなりジーンズのジッパーをおろし、ボタンを外してくる。 「諒、だめ、やだっ! 」 「麻也さんたら、もー、こんなになっちゃって… って、麻也さんていつもTバックなの? 」 「うん。それしか持ってない…ってこんなカッコでおしゃべりはいや…」 諒は麻也の腕を押さえ、脚も自分の足で押さえ込んだまま、 「ふふっ、羞恥プレイ~♪ えーでも何で…? 勝負下着じゃないもんねえ。 楽屋でもこれだし… 「やだなあ、見てたの? 」 「目の毒でしたよ…」 「じゃ、見なきゃいいじゃん…ちょっと、しまうから手どけて。」 「いやん。上も脱がすから脱いで…」

ともだちにシェアしよう!