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第5章の63
「諒、首にキスマークは…」
「わかった。じゃあ目立たないとこにする…」
「明日は衣装チェンジあるじゃん…」
といいつつも、本当は強い跡を残してほしい…
それが伝わったのか、諒は、麻也のシャツのボタンを外すと、胸のあたりを強く吸ってくれた…
「諒、嬉しい…」
「よかった…そう言ってくれると…でもさ、もう、『諒さま命』とかってタトゥー入れてよ…」
「うん。タトゥーシールいっぱい発注するね…」
「…俺、泣いてもいいですか…? 」
「あはは…」
「んもー! そういう子はこうしちゃうぞ~!! 」
と、いきなりジーンズのジッパーをおろし、ボタンを外してくる。
「諒、だめ、やだっ! 」
「麻也さんたら、もー、こんなになっちゃって…
って、麻也さんていつもTバックなの? 」
「うん。それしか持ってない…ってこんなカッコでおしゃべりはいや…」
諒は麻也の腕を押さえ、脚も自分の足で押さえ込んだまま、
「ふふっ、羞恥プレイ~♪ えーでも何で…? 勝負下着じゃないもんねえ。
楽屋でもこれだし…
「やだなあ、見てたの? 」
「目の毒でしたよ…」
「じゃ、見なきゃいいじゃん…ちょっと、しまうから手どけて。」
「いやん。上も脱がすから脱いで…」
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