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第6章の31

「はぁ…ん…ん…」 「麻也さん…体もいいけど…心も許して…」 「…いやだ…絶対…体だって…うっ…あぁ…」 「嘘ばかりのお口はこうだよ。」 下半身に気を取られて守りがおろそかになっていた唇を奪われ、 深く舌を絡められれば、自分の舌も応えてしまって… いつしかバスローブもはだけられ、胸も吸われ… 「諒! 諒! だめだっ!…」 腰を押さえつけられると、麻也の中心はあまりの快感にくわえられ、 しゃぶられ、吸われ、舐めあげられ… 「ああっ! あぁ…あ…ん…ん…ん…」 心ならずも、諒の口の中で、麻也は果ててしまった… 諒が、それを飲み干す音をききながら、涙がにじんできた… 「麻也さんのミルク、諒君がいただきましたぁ…ほら、麻也さんは俺のことが欲しいんだ。」 「違うっ! 」 麻也が、敗北感と諒への思慕で混乱して、ベッドの上にぼうぜんと転がっているうちに、 諒は素早く服を脱ぎ、麻也のバスローブを完全に脱がせるとベッドの外に放り投げ、 生まれたままの姿の体を背後から重ねてきた。 「あっ…」 諒の手が後ろから伸びてきて、麻也の中心に触れただけで、敏感になったそれは感じてしまう。 一度のぼりつめてしまえば、諒のぬくもり、吐息、まなざし、甘い声、たくましい体、すべてを欲してしまう… それが諒の作戦だとわかっていても… 「…麻也さん、愛してる。何度でもイかせてあげるね…」 背中のほくろに丹念にキスされる。 「嬉しい…天使の羽根の痕に再会しちゃった…」 麻也はぎゅっと目をつぶり、首を横に振り続ける… …うちに、諒は、麻也の深奥をまさぐり始めている… 指を入れられると、体は期待し始め、麻也の分身はまた頭をもたげはじめてきて…

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