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第9章の19
勢いよくボトルをサイドテーブルに置くと、バスローブのベルトをほどき始めた。
「えっ? 諒? 」
「飲みたいって、俺ちゃんと言ったよ。」
「は? 」
「あんな可愛い顏して、もう、バンビちゃんみたいな目で、
ビーバーちゃんみたいな可愛い歯なんか見せちゃって誘うんだからあ…」
「いや、諒、あのっ、白のバスローブがいつもと違う色で素敵だから、そのままでいいよ…」
もうどっちが酔っているのかわからない…
麻也が制止するのも聞かず、諒はバスローブを脱ぎ捨てると、
一糸まとわぬ姿になってベッドに入ってくる。
そして、そそくさとキス…
もうここまでくると酔っている麻也はされるがままだ。
そして、バスローブを脱がされると、耳元で囁かれる。
麻也さん、酒も抜けるしちょうどいいよぉ…
うん…
…と、気づけば諒の美しい手に…最も敏感な部分が握られていて…
「…あ…ん…」
「まずはクイックメニューでごめんねえ…でも俺もうガマンできないよ…」
逃れようとするが、諒に腰も脚も押さえつけられてしまい、動けない。
そのうち、諒の口に含まれてしまって…でも、快感に、思わず諒の頭を押さえてしまう。
「…でも、でも、諒、ノドに悪そう…」
飲まなくていいからっ…と叫ぶのと同時に、こらえきれず、
麻也の体はのけぞって、ほとばしりを諒の口の中に放っていた。
ごくっ、と諒がそれを飲み下す気配がする。
恥ずかしい。
でも、すっごく愛されてる感があって嬉しくもある。
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