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第9章の29
「じゃあ、悪いけど、諒、明日も起こしてね。」
「責任重大だなあ。麻也さん、俺思ったんだけど、
麻也さんはギター持ってると緊張感あるじゃん…」
「わかったよ。じゃあギターと寝るよ。その代わり諒はソファで寝てね。」
「いやです。じゃあギターはいいです。」
即答だった。
「じゃあ、よろしくね。」
と、麻也は諒に背を向けた…途端に、
「お代はカラダで払ってっ! 」
と、諒が襲いかかってくる…
「わ、何すんだよっ! や、いやぁ…う…」
仰向けにされてディープキス。その諒の舌の巧みな動きに、
麻也は体の中心まで反応してしまい、それを諒の手で上下に…
「…あ…やだ…やぁ…」
「嫌じゃないでしょ? もっと、でしょ?…」
「ち…がう…」
「じゃあ、これは…どうして…? 」
「…あ…ん…諒…」
「あい…してる…麻也さ…ん…」
そう言うと、諒の体が重なってきて…
諒のも…麻也のも…爆発する…そしてしっかりと抱きしめられ、お互いのリズムを感じ合う。
さらに諒の腕に力が入り、胸と胸が合わされたことで…終わりを知る。
そして、いとおしくて仕方がないというように、麻也は抱き締められ、耳元で囁かれる。
「麻也さんごめん。どうしても欲しくなっちゃって…」
そう言われれば、麻也も悪い気はしない。
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