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第10章の34

「須藤さんのモーニングコール。自信がなかったから、頼んどいたんだよ。 さ、時間あるから何か口にしよ。」  …とはいえ2人とも睡眠不足でぼーっとした感じで、 ダイニングでチョコデニッシュを食べながらのスケジュール確認?… 「…って、貼り紙の次の日に、一日中一緒なのね~ 」 「でもまあその方が嬉しいよ。諒と晩メシ別なの寂しいし… あっ…」 思い出したが、ここで言ってもいいものか… しかし… 「麻也さん、何?! 」 諒の厳しい追及が… 「い、いやあ、夜にでも話すよ…」 「気になるから言って! 」 もうこうなると仕方がない。 麻也は目を伏せたまま、 「…あのさあ、諒は、俺のために、恥かくのイヤ? 」 唐突な質問に、さすがの諒も一瞬考え込んだようだったが、 「いやあ、いいですよ。何なりと…」 「本当? よかったあ…」

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