487 / 1053
第11章の28
諒に両肩を掴まれて見つめられたままゆすぶられて、教えて攻撃…
いっそう恥ずかしくなるが…
「麻也さん、俺のこと愛してないの? 」
「そりゃ…愛してるけど…」
「じゃあ何で…? 」
諒は何だか涙目だ。
それで、麻也はそっと諒の耳元に、恥ずかしいのをこらえて囁いた。
…あのね…公衆の面前でね、諒にカラダまで開いてた気分だったの…
諒は喜びのあまりひっくり返りそうになり、持ち直して固まっている。
「ま、麻也さん…」
「…どうせなら突っ込んでほしかったかも…」
我ながらいい攻撃だと思ったが…次の瞬間、麻也は後悔した。
「じゃあ、今から突っ込むよ。」
「は? 」
「ごめんねえ、俺としたことが…」
ベッドにうつぶせに押し倒され…
「いやん、かわいいおしり…」
「ねえ、諒って俺の顏よりおしりの方が好きだよね? 」
「いやあ、そんなことはないですよぉ~。」
「明日早いよね? 」
「俺たちも早い王子です! 」
ともだちにシェアしよう!