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第11章の29

 …諒は中には入るのを我慢してくれて、まあ、「ミルクがけ」で、2人はてっとり早く愛を確かめたが…  諒が眠ってしまっても、明日も出稼ぎがあるせいか、それを頭から振り払ってもまた麻也は眠れず…  そっと起き出すと、リビングでまたビールを一本開けた…  ただ、それだけで睡魔はやってきたので、ソファの上にごろんと横になってしまった。 (今日の帰り、ワインでも買ってこようかなあ…)  気がつくと、朝だった。 (パジャマ脱がなくて良かった…) 諒が起きてくる前に、ビールの缶は片づけた。  諒が起きてきて、いつものように朝食になったが、起きた時間を適当にごまかし通した。 まあ、缶の処理担当は諒なので、そのうちバレてしまうだろうが… 

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