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第18章の68★麻也王子を突き抜ける快感

「…あ…諒…」  …マッサージだから、麻也の中に侵入してくるのは諒の長くて美しい指…  麻也の例のツボのあたりを刺激してくれる久しぶりの感触が本当に気持ちよくて、 麻也は必死でこらえるが、どうしても声はもれて、 腰が動いてしまう… それを押さえつけてくる諒の声も、いつものように熱を帯びてくる。 「…麻也…さん…」 「…な…に…りょ…お…」 「…ガマンできない・・・中、入りたい…」 「…うん…いいよ…」 久しぶりの諒の強い求めに、麻也はためらうことなくそう返事をした。 「…えっ…」 自分から言っておいて驚いている諒が可愛い… (あ、諒にイキ顔魅せなきゃ…) と、麻也は少し動こうと…しただけ…なのに… 衝撃が…体を衝撃が突き抜けて…快感が… 諒のせい…指のせい…でも、これが、好き… 「…あん…ごめん…諒…でも、このまま入れて…ひとつになりたい、諒、諒…」 諒の指が抜かれたのに感じて、麻也は自分がまた臨戦態勢に近くなっているのに気づきながらも、仰向けになり、諒を見た。 が、諒は中に入るのはやめたらしく、まるで初めての時のように、麻也にしがみついてきた。 「…諒…どうしたの…」 麻也は諒を受け止めると優しく頭を撫でた。 きっとこれは最終検査でもあったのだろう。 「麻也さん、100パーセント、俺だけのものでいて…」 「うん…いつだってそうなのに…」 いつまでも、という言葉を諒が思いつかないように、言いださないように、と麻也は祈った…

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