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第11章の41

 真樹が諒にも声をかけ、他のスタッフたちとも一緒に控室に移動してティータイム…  すると直人が真剣に、 「麻也さん、明日は諒を休みにしてもらえませんかねえ…」 「どうして? 」 麻也の目はもう吊り上がっている。周りの空気が凍りつく。 が、友情に篤い直人は、 「い、いやあ、ベルネさんとのインタビューがちょっと長くなってもいいように、とか思って…」 本当は、その後、流れで飲みに…くらいは許されるかと思って直人は言ったのだが… 「ムリでしょ、このペースじゃ。」 冷ややかに麻也は言う。が、今度は真樹が、 「兄貴、俺からも頼むよ。諒はさ、ベルネさんに出会ったからすべてが始まった、みたいなわけじゃん。 兄貴が初めて見た俺らのライブを思い出してよ。 諒はああいう風に仕上がってたからこそ、兄貴の目に留まったんじゃないの? 」 「今、そんな話されても。」 怖っ、と部屋にいた全員が思ったほどだった。 「逆に、そんな大事な対談ならこの期間を外すべきなんじゃないの? 」 と、諒の顏も見ずに言う。

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