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第18章の70★諒と薬の二本立て?麻也王子の夜

 それにしても…一人でも恥ずかしくなって、麻也は毛布をかぶってしまった。 (完全に、諒のマッサージのおかげだもんね…) かといって、やっぱり毎晩頼むわけにもいかない。麻也自身の…中にも悪いだろう。 (体目当て、っていうのは聞くけど、指目当て…って…) それに、やはり、諒の愛情があってこそ、マッサージも効くのだから… しかし、その諒は重い何かを抱えてしまった様子で… 事実が伝わるわけはない。 でも、噂で諒があんなに変わってしまうものだろうか.。 (社長や須藤さんに相談できないから、かな…) あと思いつくのは、恭一だけだ。でもアイツが言うわけは絶対に、ない…    ベッドの上で、素肌のまま、さらに麻也は悩む。 (今夜から、どうしよう…) まあ、社長に昨夜のことを謝るのが先だが…  そこで麻也が考え付いたのは、毎晩のマッサージが無理だというなら、 (…薬と諒とのメイクラブの二本立てでいくか…) どうにかして、眠りたい。動ける状態を取り戻したい… そのためには、早速今夜その実験から始めたい…

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