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第11章の75
「や…ぁ…ん…指…りょお…俺…そんな…」
またゆっくりと諒が指を侵入させていくと、麻也は、体が逃げ出すくらい感じている…もう、ギリギリ…
(あ…麻也さん…)
読み通りだった。ポイントは、ココ…
「はぁ…ん…ん…諒…」
麻也が白濁したものをあふれさせる瞬間、諒は急いで上半身を重ね、左の胸で受け止めた。
諒は麻也の愛の証は受け止めずにはいられないのだ。
「…諒…でも、ごめん…俺、今日は…ああん!… 」
(わかってますよん。昨日みたいな無理はさせません…)
「ああん、俺も…♪…」
そおっと麻也の感じやすくなっているものに触れ、のけぞるその姿とその声に…
どうにか諒も麻也の太腿にのぼりつめた証を放った…
…諒が後始末を終えると、麻也は半分夢の中だった。
とろん、とした表情が可愛らしかったが、
「麻也さん、このまま寝ちゃったら? シャワーは朝にしてさ…」
「うん、そうする…」
と言うなり、すぐに麻也は眠りに落ちていった…
(ほっぺナデナデを我慢してよかった…)
と思いながら、諒は、明日の朝は時間がないだろうからと、シャワーを浴びにバスルームに向かったが…
(麻也さんストレスたまり過ぎ…も、出稼ぎなんて二度とさせない…)
疲れた脚を引きずりながら、諒は自分の力のなさを思い知らされていた…
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