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第11章の86
そして、諒をいきなり見ると、
「でも、俺も変わってな…いや、変わったな。」
「えっ?… 」
ちょっと諒が不安になって見つめ返すと、
「…諒にたっぷり甘やかされて、癒されて、パワーもらったはずなんだ。
なのに今日は…」
「麻也さん、自分を責めるのはナシ。
麻也さんは今日も何も悪いことはしてないよ。」
するとそれを聞いた麻也は、ふう、とひとつため息をつき、
「諒、ありがとう。」
と言うと、体を離したが…吹っ切れたように、
「さて、と、ビールはこのくらいにして、何か美味しいデザートもらおうかな。」
麻也が元気を取り戻したのにほっとした諒は、
「あ、冷蔵庫にチョコプリンあるよ。」
すると、麻也はいたずらっぽい目でくすっと笑い、
「ううん、もっと美味しいの♪ 世界一美味しいやつ♪ 」
とちらりと諒の下半身に目を…
喜びに打ち震えた諒は、
「あ、そうね、諒くんのエクレア、かまってほしーな♪ 」
「満足させてね♪ 」
「かしこまりましてございます…」
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