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第11章の88

「うん、わかった…俺の濃ゆい練乳、受け止めて…」 「う…ん…」 一瞬の、麻也の笑顔の上品で愛らしいこと…しかしすぐにそれは快感にさらわれ…  2人、敏感に育ったエクレアが少し触れ合っただけでも、もう限界で… 「…麻也さん…あっ…」 「りょお、ミルク、ずれ過ぎ…」 それどころではないのだが、諒はどうにか、 「…さ、再度お作りします…」 「あ、明日でいいです…」 「明日の約束、いただきましたあ…」 「あっ…」 のぼりつめると、2人でベッドにひっくり返ってしまった。  が、諒はどうにか起き上がり、蒸しタオルを取りに行って、ベッドに戻ると…  麻也がヘッドボードにもたれかかって、ぼーっと何かを考えている。  その表情が何とも美しく… 「麻也さん、何考えてたの? 」 「ん、いやあ、別に…」 ちょっと慌て気味だったのには、あえて突っ込まないことにしておく。 そして諒は、いつものように、麻也の肌に残った愛の名残を、 くすぐったがられながら、丹念にふき取ってやる… (この章終わり)

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