559 / 1053
第12章の13
でも…と、麻也はやっぱり複雑な気持ちになる。
諒はやっぱりスターに育ったんだ…
よそから欲しがられるほど…
今回は断ったとはいえ…
いつか、自分から離れていってしまったら…
しかし、そんな麻也の気持ちを見透かしたように、諒はまたしっかりと抱き締めてくれて、
それから麻也の目を見つめてくれて、照れたような表情で、
「…麻也さん、これから時間ある? 」
「…う、うん…どうしたの? 」
すると諒は頬を赤らめ…麻也の肩にあごをのせると、
「…ごめん、ほしくなっちゃった…]
…ベッドの中で、諒は優しくくちづけ、優しく頬ずりして、麻也を求めてくれた…
「…俺には本当に麻也さんだけ。本当に愛してるよ…どこにも行かない…離さない…」
「…諒…」
「もう、何…麻也さんてば…そんな…甘い声…」
ともだちにシェアしよう!