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第12章の13

 でも…と、麻也はやっぱり複雑な気持ちになる。  諒はやっぱりスターに育ったんだ… よそから欲しがられるほど… 今回は断ったとはいえ… いつか、自分から離れていってしまったら…  しかし、そんな麻也の気持ちを見透かしたように、諒はまたしっかりと抱き締めてくれて、 それから麻也の目を見つめてくれて、照れたような表情で、 「…麻也さん、これから時間ある? 」 「…う、うん…どうしたの? 」 すると諒は頬を赤らめ…麻也の肩にあごをのせると、 「…ごめん、ほしくなっちゃった…]  …ベッドの中で、諒は優しくくちづけ、優しく頬ずりして、麻也を求めてくれた… 「…俺には本当に麻也さんだけ。本当に愛してるよ…どこにも行かない…離さない…」 「…諒…」 「もう、何…麻也さんてば…そんな…甘い声…」

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