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第12章の74

「俺はね…セックス・ドラッグ・ロックンロール、 ってのを文字通り楽しんでるって感じかな?」 言ってから、麻也は自分でもあわてた。 諒とちょっと違うことを言おうとしただけなのに、享楽的になってしまった… 諒も目を白黒?させている… 「えーっ、麻也さん、それって…」 (…また絶倫姫とか言われちゃうのかな…) 麻也は急いで、 「…うーん、諒とのメイクラブが俺には最高で、 俺は諒っていうすんごいドラッグに溺れてて、 諒のおかげで大好きなロックをやれてて、ことで。」 それで諒はほっとしたらしく、 「もー、麻也さんたら♪ 男らしくてステキ♪ 」 でも、急に諒は真剣な表情になり、麻也の瞳をのぞき込むと、 「ねえ、俺ってそんなに<すんごいドラッグ>なの? 」

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