650 / 1053

第12章の103

「えっ? 諒? …あ…ぁ…ん…ん…」 「麻也さん、いっぱい声出していいよっ! 」 麻也の表情を見た諒の瞳にいつもの明るさが戻ったのが見えて、 麻也も嬉しくなった… 「…あれ、俺…」  次に麻也が目覚めたのは午前5時… 暗い部屋でスタンドの明かりはついたまま。 諒は裸でぶっ倒れて寝ている。 自分も何も着ていないのに気づいて、麻也は思い出した。 (あ、俺、諒に求められながら眠っちゃったんだな…) 悪いことしたなあ、と思ったが、光に照らされた諒の寝顔は満足げだったので、 少しほっとする。

ともだちにシェアしよう!