657 / 1053
第13章の6
「あの…それ以上の、究極のステータスがですね…」
「俺たち関係ってこと? 」
はあ…、とますます鈴木は困り…
「ディスグラの楽屋に入れることとか、メンバーとお友達とか…」
さすがにこれには麻也もため息をついたが…
「でも、正規のルートの人しか来ないんだから…
高校生が、俺たちの知り合いが親さんだからついてくるのはOKだし…」
と言ってから、麻也も考え込んでしまった。
その高校生が友達を連れてきて、でもそれが、例えば本当の友達じゃなくて、
ドラッグでも貢いで得た関係だったとしたら?
女の子なら…もっとひどいこともあるかも…そして…
(…諒にモーションでもかけ始めたりしたら…)
脳裏に、自分のMA-YA時代のやんちゃもよみがえる。
ともだちにシェアしよう!