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第14章の7
…と、麻也はいきなりシャワーにと立ち上がりそうにになったが、
「あ、そっか、まず開けてみなくちゃね。」
麻也の動揺ぶりに大笑いする諒を見て、麻也はこれ以上のプレゼントはないと思った。
そして、もどかしく箱のふたまで開けると…
諒お得意の、それぞれ短いチェーンに下げられたペリドットとダイヤモンドの石が並んだ…
ピンクゴールドの…ブレスレット…
「可愛いね…明日チョーカーと一緒につけてこ…」
すると諒はあわてて、
「それはダメです。こっちは2人だけの…ムフフ…」
意味が分からなくて麻也は諒の顔を見てしまった。
「え? じゃあこれ、諒のバナナ飾り? 」
「ん、もー、違います! 」
「じゃあ、俺の…? 」
「もー、麻也さん頭寝てるんでしょ? 早くシャワー浴びよ。洗ってあげるから。」
と、今度は腕を引っ張られた。
バスルームに引っ張って行かれながら麻也は叫んだ。
「で、正解は?! 」
「アンクレットだよ…麻也さんが感じるたび、脚が動いてチリチリって…」
後ろからグーで殴ってやった。
「諒のエッチ…」
「食べられてあげるから許して…」
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