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第14章の13
すると、諒の作業が終わったらしく、左脚を高く持ち上げられた。
「麻也さん、こっちも綺麗でしょ? 」
よく見ようと膝を曲げたところで…
「あ…や…ん…ん…ぅ…」
麻也は思わず快感に身をよじった…
諒が足指を、付け根にかけて舐め始めたから…
「諒! ダメ! あ、あぁん…」
「あぶない!腰が…わかった。やめるから… 」
と、その間にも、アンクレットの石どうしがチリチリとかすかに音をたてているのが麻也の耳に響く…
そして…気が付けば、というよりわざと抵抗せず…
麻也は両脚の間に、諒の顔を埋められていた…
「…こっちもおいしいよ、麻也さん・・・」
「諒! 」
ふざけて怒ると、諒はびっくりして顔を上げた。かわいそうな表情だったので、急いでオチを言った。
「俺の方はクチが寂しいんだけど! 」
てへっ、と笑ってみせると、諒の好きな前歯がのぞいたらしく、
「もうビーバーちゃん、可愛すぎっ! 」
諒は体を起こして、麻也の首にしがみついてきた…
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