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第14章の16
「…って、麻也さん、俺がここに置いといたワセリン知らない? 」
「あれ? そういえばあったよねえ…
ないと困るよねえ…」
「お互いの平和のために…俺の指の平和のために…」
と、諒はいやらしい視線を麻也に送ってくる。
「何だよ、それ…」
麻也は恥ずかしくなってうつむきながら諒の腕を叩いた…ところで、
「みっけ…じゃあ麻酔しながらぬりぬりするね…」
麻酔…まずは唇に深めのキス。それからいっぱい全身を撫でて、キスしてくれて…
うっとりしながら麻也が諒の方を盗み見ると、切実に、
「…麻也さん…俺の…も、かまって…麻也さんの指が欲しいってコイツ言ってるよ…」
「…ごめん…おっきいくせに…可愛い…んだから…あ…」
その間に諒の綺麗な指は器用に麻也の中に…
「…はぁ…ん…」
「…麻也さんのペースに…合わせる…から…」
諒のもかなり仕上がってきてる…
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