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第15章の11

「年末年始の今時期は、マスコミのスクープシーズン後半なんだ。 お前たちは忙しすぎて日付も忘れてるだろうけど、 本当に彼らはスクープを狙ってるんだよ。 今じゃあスポンサーとの絡みがあるから、 はっきり言ってお前の離婚が暴露された時よりももっと大変なことになるんだよ。」 須藤は諒の同情を買うように、 「スポーツ紙じゃなくても、正月明けのオジサン向け週刊誌でも痛いですよ…」 すると諒は、 「そうぉ? でもつまんない話だよ。」 と、投げやりな口調で自らハードルを下げると、とんでもないことを話し出した。 「麻也さんに、その…認知してない5歳の娘がいるってこと…」 「はあ?! 」 社長も須藤もひっくり返りそうになったがどうにか持ち直し、 「誰がそんなことを…」 「昨日お会いした大先輩…」

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