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第15話

あれから一週間経つんだが…連絡も、何も無い。おい…俺も忘れていたが金を!俺は金を返したいんだ!……って!!いた、廊下に友達と話してるやつって…鈴木じゃん! 「や、やほー、鈴木?ちょといい?」 ちょっとあの事もあって緊張している俺は、声が裏返ってしまったけど…それにしても俺はドキドキしているっ! 「あっ、あぁ…渡辺くん。ちょっと待って」 友達と何やら話し、友達に手を振ってこちらへ来た。 「この前のタクシー代ありがと。その…あ、返そうと思って。」 「えっ。別にいいのに…」 鈴木は驚いている。しかし、なかなかお金を受け取ってくれない。 「後、お釣りがあったんだけど…。なぁっ!会話がしづらい!昨日の事は別に良いからさ!気にしてないし!」 俺がそんなに元カノに似ているのか!!俺にキスまでしたんだからな!相当似て…いっ、 って、キスされた事を思い出しひとりで勝手に焦る俺。 「その…俺、お前の事が…」 「俺がそんなに元カノに見えんのか?辛いんだな、うん!よしよし。そいつには振られたのか?」 「は?」 「な〜んだ鈴木!お前〜。可愛いなっ!悩み事なら俺は解決のプロだぞっほほ。聞いてやる!俺んち来るか?」 「あ、…あぁ。」 てことで俺はこんなイケメン鈴木でも恋の悩みあるんだなと親近感を持ち、なんだか気分が軽くなった。次は!次こそは俺がご馳走してやらねば!そう感じて家に招く事にしたのだった…。

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