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第17話

 ♪『通りゃんせ 通りゃんせ  ここは冥府の細道じゃ 鬼神様の細道じゃ  ちっと通して下しゃんせ 贄のないもの通しゃせぬ  この子の七つの弔いに 供養を頼みに参ります______』 あれ____? 僕はどうしたんだっけ_____? 嗚呼そうだ、天理を庇って……… 自分が死んだと悟り涙が頬を伝う けれど天理を守れたのなら後悔は無かった でも、彼を残して逝ってしまったのは心残りだ 彼は寂しがり屋だから……… そんな時ふと聞こえてきた男の声 『生きたいか?』 うん、生きたい 勿論生きれるのなら……… 『ならば命をくれてやる そのままあちらに向へ』 すると真っ暗だった世界に一筋の光が差し込んだ 凛は声の言葉に従いその光のほうへと向かった そして眩い光が凛を包み込み凛はスッとここから消えた 『天狗よお前はずっと俺を見続けることとなる 決して消えはしないのだ』

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